
餃子をおなかいっぱい食べた宇都宮餃子祭りについて、以前にエントリーしました。おいしくてたまらないお祭りでした。
宇都宮餃子祭りは宇都宮市で毎年開かれている餃子の祭典です。たくさんの餃子店が野外ブースに勢ぞろいして餃子を焼きまくり、お客さんは食べまくるという催しです。楽しそうでしょ?
このイベント、決済システムが進んでいまして、27店舗全てでキャッシュレス決済ができたのです。
対応していたのは電子マネーとd払い。
各ブースは屋台みたいなもんです。そこに端末が置いてあってキャッシュレス決済ができたのです。
僕が見ている中では、10人に1人くらいの方がキャッシュレスだったように感じました。お店のおねえさんもおにいさんも、スムーズに端末を操作していました。
屋台でキャッシュレス。新鮮でした。
宇都宮餃子祭りは今年4月に横浜でも開かれていて、そのときは現金ダメ、キャッシュレス決済だけにしたそうです。思い切ってますね。
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/160235
※ページがなくなったのでInternet archiveのURLを貼っておきます。
こうしたイベントでキャッシュレス決済ができるのはすごく良いことだと思います。お客さんも便利ですけれど、お店の方々がキャッシュレス決済を体験できるということも大きなメリットだと思うのです。
宇都宮の餃子屋さんってほとんどが小さなお店や会社です。有名な餃子屋さんだって、こじんまりとした本社でがんばっていたりします。
そんな規模のお店で「キャッシュレス、取り入れたいです」といっても、トライアルの段階で、経理関係はどうなるのとか、端末はどうやって使うのとか、あれやこれやでかなりハードルが高いと思うのですね。
今回のイベントでは主催者側が取りまとめていたと思うのですが、そういったサポートの元であればお店も安心してリアルなトライアルができて、本格導入する上での大きな一歩になると思います。手を動かした上での安心感というものは、強力なエンジンになります。
屋台くらいの小さなお店でのキャッシュレス決済は、福岡市のキャッシュレス実証実験や近畿大学学園祭などで試みられているものの、まだまだ珍しい状況です。中国での普及具合に遠く及びません。


キャッシュレス決済を導入してお店を経営なさっているseedvillage_coffeeさんがnoteにエントリーなさっていて、こちらを読むとメリットとデメリットがよく分かります。

せっかく新しい技術で世の中がより便利になりそうなのですから、小規模なお店でもハードルが低い形で普及していく、という流れになればいいなと思います。お店のキャッシュフローをいかに悪化させないか、というところが鍵でしょうか。
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