外音取り込みとオープンイヤーと Shokz OpenFit と Shokz OpenRun Pro のお話

5.0

ワイヤレスイヤホンにもいろんなタイプがあるね、というお話しです。

外音取り込み機能は優れもの

スピーカーよりイヤホンの方がステレオの迫力を感じやすい気がして、僕はワイヤレスイヤホンを付けていることが多いです。お気に入りの曲は聞いていたいけれど、でも、家族が僕を呼ぶ声、特に「ごはんだよー」を聞き逃すとおかずがなくなる恐れがあって、音楽以外の音もきちんと聞いておかないと空腹に苦しみます。

周りの音に気を配りながらイヤホンで音楽も楽しみたい、という場面で便利なのが外音取り込み機能があるイヤホンです。イヤホンに内蔵されているマイクが外の音を捉えて耳に伝えてくれるので、音楽を聞きながらでも周りの音を聞けるという素晴らしい機能です。

外音取り込み機能があるワイヤレスイヤホンで僕の一押しは Sony LinkBuds S です。

Sony LinkBuds S 公式サイト

音質が良い、外音取り込みが良い、付け心地が良い、といいとこ取りの神機種です。どれくらい良いのかは以前にエントリーしました。

Sony LinkBuds Sは付け心地が良いWF-1000XM4なので最高です

外音取り込み機能の弱点

ただし、神機種 LinkBuds S の外音取り込み機能にも弱点があります。それは

会話がしづらい

ということ。

子どもの頃、両耳の穴に指をすっぽり差し込んで、自分の声が別人のように変に聞こえて「おかしー」とか言いながらはしゃいだ経験、ありませんか?

耳をふさぐイヤホンも同じ現象があって、イヤホンを付けたままだと自分の声がへんてこに聞こえます。LinkBuds S を付けながら家族と話をすると、たとえ曲を止めても自分の声は変なままなので、とても会話がしづらいです。

話をするときに外せばいいだけなんですけど、外したり付け直したりするのも面倒なんですよね。

オープンイヤーが便利だよ

音楽は聞きたいし、周りの音にも気を配りたいし、自分の声はいつも通りに聞こえて欲しいし、イヤホンは外したくないし、という大変めんどくさいニーズに応えてくれるイヤホンがあります。それは

オープンイヤー型ワイヤレスイヤホン

という製品です。

このタイプのイヤホンは耳の穴に差し込まず、耳の穴近くに小さなスピーカーを配置したり、耳の近くの骨にじかに音の振動を伝えたりします。耳の穴をふさがないから周りの音が聞こえるし、自分の声が変にならないので圧倒的に会話がしやすいです。

いろんな製品が発売されています。それぞれ一長一短があります。

Oladance ウェアラブルステレオ 公式サイト

SoundPeats RunFree 公式サイト

ambie sound earcuffs AM-TW01 公式サイト

Shokz OpenFit が僕のお気に入り

僕が気に入っているのは Shokz OpenFit というオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンです。

Shokz OpenFit 公式サイト

耳に引っ掛けるように装着します。すると、耳の穴の上に小型のスピーカーが乗る感じになって、耳をふさがないのに曲は聞こえるという優れものです。

付け心地が軽いのもメリットです。先にご紹介した LinkBuds S も付け心地は相当軽いのですが、耳に差し込む時点で結構な負担なのですね。OpenFit は耳に掛けるだけなのでとても付け心地が軽く、付けているのを忘れるときがあるほどです。

オープンイヤー型イヤホンに共通する弱点が音質です。耳に差し込むイヤホンに比べてどうしても音質が劣ってしまいます。特に低音が弱いです。OpenFit の音質は十分に良くて、お気に入りの曲を気分良く聴けるのですが、LinkBuds S に比べると負けてしまいます。

僕は、食事を作るときなど家族が近くにいて話をする機会が多いときは会話がしやすい OpenFit を使って、日中に自分の部屋にいるときなど、家族からの呼びかけや呼び鈴の音は聞きたいけれど話すのはそれほど頻繁じゃないときは、音がより気持ち良い LinkBuds S を使っています。

Shokz OpenFit(Amazon リンク)

Shokz OpenRun Pro Mini が妻さんのお気に入り

耳に差し込むタイプのイヤホンが苦手な方にもオープンイヤー型はすごくお薦めです。妻さんはまさにそのタイプで、耳に差し込むタイプだと奥まで差し込めず、イヤホンがぽろっと落ちてしまいます。
いろいろ試して、妻さんは骨伝導というタイプのオープンイヤー型イヤホンに落ち着きました。Shokz OpenRun Pro Mini という製品です。

Shokz OpenRun Pro Mini 公式サイト

この製品も耳に引っ掛けるように装着します。左右のイヤホンがアームでつながっていて安定感は抜群です。ぴったりとフィットするイヤホンにやっと出会えて、妻さんはとても満足しているそうです。

耳の近くの骨に振動板が当たるようになっていて、骨から伝わって音が聞こえる、という仕組みです。耳の穴の上に何も乗らないので、フィット感だけではなく、周囲の音をものすごく自然に聞けるという利点もあります。LinkBuds S や OpenFit 以上に周りの音が違和感なく聞こえます。

残念ながら、音質は OpenFit よりも劣ります。でも、妻さんはあまり音にこだわりはなく、それよりも好きな曲と一緒に、周囲の音も聞こえつつ安心して家の中を動き回れるのがうれしいそうです。

Shokz OpenRun Pro(Amazon リンク)

音質の向上にとどまらず、いろいろな付加価値が登場しているワイヤレスイヤホン。お気に入りの一台に出会えると、生活の彩りが増してうれしいです。

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