転売が嫌われるわけ

仙台市が作った無料のガイドブックがフリマサイトで転売されて、話題です。羽生結弦選手が載っているから価値が出ているのですね。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190710_13011.html

安く仕入れて高く売るのは商売の基本ですが、フリマサイト経由の転売はあまり良いイメージを持たれていないと感じます。

世の中に受け受け入れられる商売には、少なくとも2つの条件があると思います。

一つ目は、努力に見合う分を儲けていること。逆に言えば、大した手間も時間も使わずに楽に儲かるような、濡れ手に粟の商売は嫌われます。

二つ目は、誰にも迷惑をかけていないこと。はっきりとわかるような不幸な人を生む商売は嫌われます。

昨年、店頭で配布されるプリキュアの無料DVDが早いうちに配り終わってしまい、一方でフリマサイトにたくさん出品されたことが話題になりました。Twitterにはもらえなかった子どもが悲しんでいる様子がツイートされて、注目を集めました。

https://news.livedoor.com/article/detail/14282421/

あまり手間を掛けずに無料で手に入れたものを売っていること、一方で本当は受け取れたかもしれない子どもたちが悲しんでいること。この例が話題になったのは、先に挙げた2つの条件を分かりやすく破っているためだと思います。

転売が起きにくくするためには、商品のもともとの提供者が、自分から売ってしまうのが良いと思います。行政が作るパンフレットのように、税金を使っているから販売が難しいようなものの場合は、寄付にすれば良いと思います。

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