
就職を支援する方と話す機会があって、履歴書は手書きかパソコン作成か、という話になり、企業側が求職者へ手書きを指定しているケースが少なくないと伺いました。私にとっては驚きでした。
理由を伺うと、手書きの方が熱意と人柄が伝わるからじゃないか、とのこと。手書きだとそれを伝えられるのか納得しがたいですが、「丁寧に作っているか否かが判断しやすい」ということなら分かる気がします。ただこれは就職支援の方の推測なので、企業側の実際のニーズではありません。
手書き指定の企業にはその企業としての自然な理由があるのだろうな、と思います。適当な応募かどうかを判断できると考えているのかもしれませんし、几帳面さなど性格特性を判断できると考えているのかもしれませんし、手書きが面倒なのをわかっていてあえてハードルを上げているのかもしれませんし、過去に痛い目にあっているのかもしれませんし。
丁寧に調査したら、採用活動の裏に横たわっている暗黙の思想があぶりだされて、おもしろいレポートにまとまる気がしました。卒論のテーマなどにいかがでしょうか。
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