ネットワークスペシャリスト試験のおすすめ参考書と学習法

IPAのネットワークスペシャリスト試験に合格できました。幸いにも初回で合格できました。

実践した勉強方法と参考書をご紹介します。独学で周りに相談する人がおらず、勉強中は不安ばかりでしたが、ネットの体験談にとても助けられました。同じ境遇の方のお役に立てれば幸いです。

なお、午前Ⅰは免除でしたので、触れていません。

お世話になった参考書とWEBサイト

特にお世話になった情報源です。すべてド定番で今更ですが、ご紹介します。

マスタリングTCP/IP 入門編

試験準備はこの本の通読から始めました。試験範囲を一通り網羅できる上、説明は平易で、適度に詳しいという絶妙のバランスです。基礎固めに最高の本だと思います。

インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門

「マスタリングTCP/IP」の内容を、より実践に近い形で説明してくれている本です。個々の技術が具体的にどう活かされているのかがわかります。説明されている技術の範囲や細かさもネスペに合っています。現場のリアリティが感じられて新鮮です。

実務用にはもちろんですが、試験対策用としても全力でお勧めできる本です。

3分間ルーティング基礎講座

ルーティングに苦手意識を持っていたので購入しました。わかりやすいです。カバーに「3分でわかった!基礎の基礎」なんて書いてありますが、詳しい説明がぎゅっと詰まっているので、読み応えがあります。

ネットワークスペシャリストとして

ネットワークエンジニアに必要なネットワーク技術とCisco・Juniper・F5製品の技術解説。NWエンジニアの仕事内容や年収を紹介。ネットワークスペシャリスト、CCNA/CCNP/CCIEの情報発信。

多くのサイトの中で、一番使わせて頂きました。情報の細かさ具合がネスペのレベルにぴったり合っていると思います。試験範囲のページは全て拝見した気がします。

お世話になった問題集

ネットワークスペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策

午後対策用です。重要知識のまとめと過去問をコンパクトにした演習問題がセットになっていて、分野別に整理されています。広い試験範囲を適度に分割しつつ学習でき、とても役立ちました。

ネスペ

過去問として外せないネスペシリーズ。受験当時で一番新しい「ネスペ27」から始めて、「ネスペ22b版」まで全問を解きました。残念ながら古い版は絶版だったので、中古で入手しました。過去問攻略に欠かせないと思います。

徹底解説 ネットワークスペシャリスト本試験問題

受験当時は直近のネスペが出版されず、代わりの過去問と解説が欲しくて購入しました。ネスペシリーズよりもあっさりした解説ですが、十分に役立ちました。ただし、ネスペが入手できるのなら、こちらはいらないと思います。

ネットワークスペシャリスト試験 午前過去問題集

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.tatsuno_system.nw

午前対策用のAndroidアプリの過去問集です。有償アプリですが、誤答した問題をやり直すときの操作性が好みに合いました。

午前IIは過去問の再出題率がとても高いので、過去5年分を覚えれば及第点は取れると思います。

※残念ながら非公開になってしまいました。

どうやって学習したか

やったこと

勉強には5ヶ月かけました。毎日1~2時間、休みの日には3時間程度、長かった…。

手始めに「マスタリングTCP/IP 入門編」と「3分間ルーティング基礎講座」を通読しました。

続いて「ネットワークスペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策」の午後部分を解きました。難しくて挫折して気を取り直して…を繰り返し、参考書やWEBで周辺知識を調べつつ、進めました。

その後、ネスペで過去問を解き、ネスペ21まで進めました。

この辺りで残り1ヶ月と少しになり、実力テストとして、残しておいた直近の平成28年度過去問を解きました。「あ、これなんだっけ」といった、記憶が漏れて書けない問題はあるものの、歯が立たないわけでもないことがわかり、ようやく希望が見えました。

ネスペをもう一度、解き直しました。 全問解いたはずなのに、全く覚えていないことが度々あり、記憶力の悪さを嘆きましたが、もはや繰り返すしかありません。ネスペ25まで解いて、時間切れでした。

午前IIは試験3週間前からスマホアプリで過去問を解いていきました。スマホアプリは空き時間に勉強できるので助かります。試験前日に記憶がピークになるように、先走らないことを心がけました。

やるべきことを分解しよう

やるべきことを分解して、費やせる日数を決めて、それに従うようにしました。シンプルなタスク管理です。たとえば問題集なら、この章の知識の解説は1日で、問題も1日で、章全体は4日間、という感じに切り分けて、表にして、実際の進捗を書き入れて、差が大きくなったら予定を調節する、という進め方です。

これをやると、今後やらなければならないことがわかりますし、進捗が早ければ気分も楽で、遅いときの頑張り具合も調節できます。無駄に焦らずに済みます。

見直しをしよう

必ず、前日に間違ったところの見直しをしました。記憶するには、何度も思い出すことが大切、と何かで読んだ気がします。見直しで、記憶を定着させるのが狙いです。

見直しなんて当たり前のようですが、やることが多いと先走ってしまい、ついつい振り返りを疎かにしがちになりました。そこを我慢して、見直しを約束事にしました。

調べ物は広く捉えよう

「これどういうことだっけ?」と思ったら、繋がりのある事柄まで手を広げて調べることを心がけました。記憶は他の記憶との繋がりが多いほど、忘れない、ということを読んだ覚えがあるからです。

進捗が遅れすぎない程度に、でも、「なるほど」と腑に落ちるまで、広めに調べました。

そしてまとめよう

汚いノートに汚い字…。

私は勉強しているとすぐに「わかったつもり」になってしまうのですが、まとめノートを作ると、わかっていないことがはっきりします。ノートには自然と苦手分野のまとめが多くなるので、試験前日の振り返りにも重宝しました。

新しい情報も仕入れよう

新しめの技術が試験にでることも少なくないので、隙間時間に息抜きも兼ねて、情報をまとめてくれるサイトを回っていました。たとえば、こちらです。

日々のあらゆるシーンで役立つ情報を提供するIT系ニュースサイト。毎日更新中。

硬軟取り混ぜた情報を紹介してくれます。勉強に関係ない記事までついつい読みたくなるのが辛いところです。

『THE ZERO/ONE(ザ・ゼロワン)』は、サイバーセキュリティ企業スプラウトが運営するオンライン・メディアです。

セキュリティ系の問題対策でチェックしていました。興味深い記事ばかりで、机上の知識に血肉が付く感じがして、勉強のモチベーションの維持にもつながりました。

応援してます!

こんな感じで勉強してました。合格目指してがんばってください!!!

付録 使いこなせませんでした…

最後に、買ってみたけれど使いこなせなかった参考書・問題集です。人それぞれと思いますが、ご参考までにレビューします。

極選分析 ネットワークスペシャリスト 予想問題集

午後試験は過去問と独自作成の問題が収録されています。独自問題は異様に細かい知識を穴埋め的に問う問題が多く、解説も腑に落ちない点が多々あり、途中で止めました。

午前試験対策としては使いやすく感じましたが、午前2は過去問を覚えれば及第点は取れるので、敢えてこの本を試すまでもない気がします。

情報処理教科書 ネットワークスペシャリスト

本誌は試験のテクニックの解説が中心で、知識編はpdfをダウンロードすることで読めます。知識編は多くの用語を詰め込みすぎの感があり、解説が短すぎて頭に入りませんでした。学習終盤で知識の見直しとして使えば良かったかも知れません。