
息子君の皮膚は弱くて、近所の皮膚科の先生に長くお世話になっていました。今年の夏も湿疹が増えて、さらにあざのようなものが一つ二つと現れました。先生からの薬では良くなりません。
さすがに心配になり、ほかの皮膚科で診てもらうことを考えました。でも、今の先生は通うのが便利で、長くお世話になっていましたから、先生を疑うようで心苦しく、なかなか踏ん切りを付けられませんでした。
ただ、わずらって困るのは息子君です。こう考えました。なじみの先生を疑っているのではなくて、私はすべてのお医者さんを疑っている。最適じゃない治療をしてしまう可能性を疑っている。誰にだって試行錯誤があって、間違いもあって、患者と治療法の向き不向きだってある。それを踏まえてお医者さんを選んで、代わりにお医者さんのせいにしないようにしよう。
きれいなストーリーとしては、病院を変える前に、なかなか治らない不安をきちんと先生に伝えて、治療法の再考など求めることなのです。ただ、長く診ていただいているからこそ、これはかなり度胸がいりました。
意を決して少し遠い皮膚科の先生を尋ねました。見立ては変わりませんでしたが、薬を変えてくれて、幸い、症状は良くなっています。
Photo by Annie Spratt on Unsplash
コメント