続けていれば、いいことがあるよ

英語を勉強しはじめてから3年になります。50歳になる前に、少しは話せるようになりたいと思って始めました。昨日調べた単語が思い出せないヘタレな頭にイライラしながら、毎日、何かしらはやっていました。

なんとなく実力が知りたくなって、実に15年ぶりのTOEICテストを受けました。頭はずいぶん固くなったけれど、毎日がんばったから良い点が取れるかも。もしかすると前回のスコアを超えちゃうかも!なんとなくワクワクしながら会場に向かいました。

ところが、問題は想像よりも果てしなく難しくて、リスニングもリーディングもまるで別の言語のよう。ここはどこの国ですか???

手も足も出ないとはこのことで、大幅ダウンという結果になりました。

語学力ではなくて、体力だったらこんなに期待しなかったでしょう。大した運動もしないまま50歳を前にして、多少のトレーニングをしたところで15年も前の体に戻るとは考えません。なぜか、語学は別と思い込んでいました。

いくらがんばっても衰えは止めらないし、ちっとも話せるようになれないし。今までの勉強はなんだったのだろう…。なんだか虚しくなって、英語からすっかり離れてしまいました。

しばらくしたある日。片付けをしていたら、棚にあった英語の児童書に目が止まりました。勉強しはじめのころに読み始め、わからない単語や読み取れない文ばかりで、ずいぶん時間をかけてなんとか読んだ本です。

なにげなくページを開きました。アンダーラインがたくさん引いてあります。

ん?おかしい…。スラッと読めるじゃん。

読めるようになってるじゃん!!!

一度読んだからでしょう。わからなかった単語がわかり、読み取れなかった文が読めました。勉強しはじめたころよりは進化しているのかもしれません。ほんの一歩でも、できなかったことができるようになる喜びを思い出しました。

15年前には戻れないけれど、続けていれば良いことあるかもしれません。ヘタレな頭にイライラしながら、今日も勉強しています。

Photo by Asheesh

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