息子君のお気に入りは変わらない

息子君は今日も同じ映画を見ています。飛ばしながらお気に入りのシーンを観るのが好きです。録画したテレビでも同じ見方をします。なかなか飽きません。

彼がこういう見方をするようになったころ、私と妻さんは困りました。私たちは、物語の同じシーンを何度も繰り返す見方をしません。新しいものへの関心が乏しいのではないか、それが心配でした。

私自身を振り返りました。初めての映画を観る前は気合を入れます。先がわからないドキドキに腰が引けるからです。リラックスしたいときは全てわかっているお気に入りの映画を観ます。新しいものは少し怖い。息子君とそっくりだ。

繰り返し見ている息子君は楽しそうです。新しいものは怖いけれど、出会いもある。少しずつ、ゆっくり見せてあげよう。妻さんとそんな話をします。

Photo by Darby S on Reshot

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