川下りの船頭さんがおもしろかった話

先日、家族で旅行をした際に川下り船に乗りました。30人くらい乗れる手漕ぎ船に船頭さんが2人いて、40分くらいかけて川を下りていく観光船です。ほぼ穏やかな川をのんびり下ります。

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50代くらいの船頭さんが周りの景色を説明しながら下っていきます。船頭さんの説明がやたらおもしろいかったです。「大したものはありませんけどねー」と自虐ネタを織り交ぜながら、川や景色の美しさを語ってくれました。きっと名調子というのでしょうね。

船頭さんは一日に6回、乗船するのだそう。なかなかハードです。仮に3日に1回乗船するとして、1か月で60回。

もし私が船頭さんだったら…。船に揺られながらなんとなく想像をしていました。お客さんは毎回違うので、同じ説明を繰り返してもOK。楽かも。でも、同じことを繰り返すのも大変なこと。それなら、持ちネタをいくつか作って、お客さんによって変えたら良いかも。年配の方向けのネタ、子ども用、カップル用。それなら自分も飽きないかもしれません。

思えば、多くの仕事は同じことの繰り返しですね。そこにどうやって面白みを見つけて、自分で味付けをするか。とても大事な気がします。

同じ船頭さんの船にもう一度乗れたら、どんな話をしてくれるのだろう。そんなことを考えながら、船を降りました。

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