
外国の方がトイレで困らないように、「大」に「Flush」と書いておこうよ、というお話です。
ラグビーワールドカップ関連で海外ニュースを見ていたら、多くの方が来日するのに絡めて「日本のトイレはハイテクだ。いくつもボタンが付いているが英語はないからヤバいぞ。」という記事を見つけました。
https://www.channelnewsasia.com/news/asia/japan-high-tech-toilets-bemuse-rugby-world-cup-fans-11937450
※ページがなくなったので、Internet archiveを貼っておきます。
以下は記事中のお一人の体験談。
東京の羽田空港に着陸して2時間後、フランスのラグビーファン、アレックス・ワイマーさんの初体験は、素晴らしいものとは言えなかったようです。
「日本語のボタンが15個くらいあって、どれを押せばいいのかわかりませんでした。いろんな方向に噴射している奇妙な絵が書いてありました。」
「流すボタンは反対側にありました。私は必死で全部のボタンを押したら、変な音がしました。」
アレックス・ワイマーさんの深い悲しみが伝わります。
BBCの記者さんがボタンの説明をツイートなさっていました。皆さん、お困りなのですね。

コメント欄が楽しいです。
そのスプレーってのはメチャ正確だから、弱くしとけよ!
フェスティバルを体験なさったに違いありません。良い思い出になって欲しいです。
最重要事項は「流す」です。シャワートイレに限らず、店舗など多くの方に使っていただくトイレでは、最低限として「大」に「Flush」と表記するだけでも世界平和に貢献できると思います。
多言語で表記できればさらに良いですね。LIXILが「日・中簡体・中繁体・韓・英」の5か国語版をPDFで公開なさっていました。シンプルで、印刷すればすぐ使えて、素晴らしいと思います。
TOTOはお客様相談窓口経由じゃないとPDFが入手できないようで、少し残念です。
メーカーさんにとっては世界に売り込むチャンスでしょうから、シールを無償提供してはいかがでしょう。法人限定にすればコスト面でもいけるのではないでしょうか。
ちなみに、外国のトイレを調べていたら、「流す」は「大」だけで、「小」に相当する機能はないのが主流のようです。日本で「大・小」分離が普及していった歴史なんて、きっとおもしろいと思います。
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