映画は早送りしても良かった

家で映画を観るのが好きです。見方は邪道です。途中でつまらなくなったら、ばんばん早送りします。結末はちゃんと観て、すっきりして終わりです。

この見方をする前は、気軽に映画を観られませんでした。絶対に早送りしてはいけないと、自分で決めていました。観ているうちにつらくなっても、どれほどつまらなくても、全編をしっかり見続けなければいけないものだ、と思っていたので、見始めるのに度胸が必要でした。

どうして早送りを禁止にしたのか、はっきりと覚えていません。おそらく、早送りは映画を作った人たちに失礼なことで、もし早送りすると、私は失礼な人間ということになって、それはそれで許せないことだから、早送りは禁止! という流れだっただろうと思います。我ながら面倒な性格です。

でも、映画を作る方々にとっては、たとえ早送りをしても、視聴者がいないよりは幸せだろう、と思えるようになって、早送りを解禁しました。おかげで気楽に映画を見始められるようになりました。

映画の見方なんていろいろあって良いのですと、そう思えることは幸せなことです。

Photo by JESHOOTS.COM on Unsplash

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