キャッシュレスで幸せにして欲しい

ポイントに目がない私はできるだけ電子マネーを使います。せっかくポイントが付くのに使わないのはもったいないと感じます。一方で、ポイントの出どころを考えると喜んでばかりもいられません。

電子マネーは電子決済の一種で、消費者と販売者の間に入るビジネスです。電子決済した代金は、電子決済の運営会社が消費者から回収して、販売店に支払いします。その支払いの中から手数料を引きます。この手数料が電子決済会社の売上になります。手数料は1~4%程度ではないでしょうか。私が大好きなポイントの出どころは、この手数料と考えて良いと思います。

販売店にとっては、現金払いなら支払わなくても良かった手数料を電子決済会社に払わなければならないので、その分の利益が減ります。今後、電子決済がもっと普及して、現金決済が減ると、販売店は徴収される手数料が増えて利益は減るでしょう。この影響が大きいのは、現金決済の割合が多い販売店です。小さな店舗や個人経営の店舗にとって、電子決済の導入は踏み切りにくいだろうと思いますし、導入後は値上げが必要になるかも知れません。

電子決済が普及すると、社会全体にはどんなメリットがあるのでしょう。電子決済会社は繁盛して雇用が生まれるでしょうし、販売店は現金決済で必要だった手続きを簡略化できます。一方、そのような作業に従事していた人の仕事はなくなるでしょう。失業するのでしょうか、それともより効率の良い業務が生まれるのでしょうか。現金が減ると強盗も減るのでしょうか。電気や通信が途絶えたとき、世の中はどうなるのでしょうか。

電子決済先進国のスウェーデンでは現金決済がとても少ないのだそうです。うまくいっている国があるのなら、日本でも幸せが増えるように進化して欲しいです。

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