「コルテオ」を観てきました

シルクドゥソレイユの日本公演は初来日のファシナシオン以来、毎回観ています。今回も楽しみにしていました。

幸運なことに舞台にとても近い席が取れ、パフォーマーの表情がとてもかっこよく見えました。同時にワイヤーアクションのほぼ真下の席だったため、吊られたパフォーマーが私の頭上をかすめることもあり、どきどきしました。上を見上げ続けた首の痛みには参りましたが。

今回も新しい演目をいろいろと観ることが出来ましたし、演出が僕の趣味にぴったりでしたし、拍手をし過ぎて、腕が少し痛です。

毎回、シルクの公演で関心することはたくさんあります。一つ挙げると、演目と演目の間で観客の興味を保つ工夫が上手なことです。

大がかりな舞台装置を使った演目の前と後には設置と撤収の作業があって、その間も舞台は観客にまる見えのままです。そんな中で、クラウンやパフォーマーが、ある時は観客席に入ってみたり、ある時はステージ上で小技を見せてくれたりして、裏方の作業を上手に隠してくれます。

今回特に感心したのは、ステージに舞い散った紙吹雪を掃除するときの演出です。衆人環視の中、ステージ上を普通にモップで掃除をしたら興ざめですが、今回は掃除自体をコメディアクトにしてしまいました。デメリットもメリットに変えてしまう遊び心が素敵です。

今までの公演はみんな好きですが、サルティンバンコのクラウンの初代バロン(ルネ・バジネさん)と、キダムのクラウンの初代ジョン(ジョン・ギルキーさん)は特に好きです。キダムには明確なストーリーがないのに、勝手に感動ストーリーを作ってしまい、何度見ても泣けてしまいます。